株式会社CTIA Capital(本社:徳島県徳島市、代表取締役:土屋 立暢)は、Ruby Capital Pte Ltd(所在地:シンガポール、CEO:Mark Yeo)と、日本およびシンガポール間における金融業務の拡大を目指す戦略的パートナーシップを2020年9月28日に締結しました。
CTIA CapitalおよびRuby Capitalは、それぞれ所在国の金融庁に認可された金融商品取引業者であり、認可に基づいた金融業務を提供することができます。
本パートナーシップにより両社のブロックチェーンやデジタルアセットへの深い知見を活かし、シンガポールを中心とする東南アジア圏と日本発の新技術を支援するサステナブルな金融の仕組みを構築していきます。
まずは、デジタルアセットのDX(デジタルトランスフォーメーション)ファンドの組成を複数の著名なブロックチェーン企業と共同で設立するべく、現在協議を進めています。
日本は、世界第3位の経済大国として世界的にも魅力的な市場と捉えられていますが、法規制や税制、言語ならびに文化等の障壁が存在し、グローバル企業の進出が活発と言えず、テクノロジーの分野におけるシナジー指数は先進国の中でも最下位に甘んじています。一方で、2020年には新技術の促進を目的とした経済特区の設定やデジタル庁が創立され、国を上げてDXに取り組んでいます。そのため、私たちは今後日本がグローバルなテクノロジー企業にとって、大きなチャンスを秘めた市場となると分析しています。
また、シンガポールはアジア最大の外為取引市場であり、アジアの金融ハブとして発展を続けてきました。近年では産業の多角化を目指しており、特にテクノロジー企業の誘致に力を入れています。グローバル・ハブとしての柔軟な法制度や、充実した社会インフラ、政府主導の豊富な支援体制により、国際的なテクノロジー企業や高度な人材の獲得に成功しています。さらに、デジタルアセットやブロックチェーン領域では、中国に次ぎ、アジア最大の企業登録数を誇ります。
こうした各国の現状から、両国間の新技術領域における交流によってもたらされる恩恵は計り知れず、本パートナーシップにより両社の事業促進を図ります。
また、今回の提携には、両国間の新技術を支援する新たな金融の仕組みの構築に加え、新技術関連企業の交流や、技術者の育成を目的としたインキュベーション・プログラムを進める計画も含まる予定です。これについては日本最大のブロックチェーン・インキュベーションオフィスであるバイナリースター社(BINARYSTAR)とも共同で進めていく方針です。
なお、本パートナーシップの締結により、Ruby Capital社のディレクターであるPunjun Wang氏が当社のアドバイザーに就任し、両社の取り組みを加速度的に進めていくことになります。